「個人」という錯覚を解く

悟りとは、あらゆる錯覚の消えた状態である。

全ては苦しみである

全ては苦しみである。

すでにこれ以上ない解放があるのに何かを求めようとするからである。

 

全てはガラクタである。

すでに至宝があるのに何かを求めようとするからである。

 

全ては蛇足である。

すでに完全で完璧な芸術品に何かを足そうと試みるからである。

 

このことを知るに至って、何かを求めよう、何者かになろうという衝動は静まり、寂静がある。